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isql

SQLCODEに代わるSQLSTATE
数値の指数表示の改善
SHOW COLLATIONSのヘルプを追加
SET ROWCOUNT文の追加

対話型クエリツールisqlにいくつかの変更が施されました。

SQLCODEに代わるSQLSTATE

Claudio Valderrama

isqlはエラーの診断用に、非推奨になったSQLCODEに代わり、SQLSTATEコードを返すようになりました。詳細は、Firebird APIとODSの変更の章のSQLSTATEコードのサポートの項を参照して下さい。

数値の指数表示の改善

Claudio Valderrama

トラッカー・リファレンス CORE-1171

isqlは、Windows版とPOSIX版とで常に異なる数値フォーマットで出力していました。POSIX版では二桁の指数部を持ちますが、MicrosoftやIntelのコンパイラのデフォルトの挙動では、指数部はゼロパディングにより何であれ三桁となります。例えば、

  select cast ('-2.488355210669293e+39' as double precision)
    from rdb$database;
      
  • POSIXでは、結果は -2.488355210669293e+39 です。

  • Windowsでは、結果は -2.488355210669293e+039 でした。

Windows版での出力を他のプラットフォームのものに合わせるようにisqlの出力は修正されました。

SHOW COLLATIONSのヘルプを追加

isqlのコマンドライン・ヘルプにSHOW COLLATIONS用のヘルプが追加されました。(トラッカー・リファレンス CORE-2432、A. dos Santos Fernandes)。

SET ROWCOUNT文の追加

Mark O'Donohue

このコマンドは、主にテスターの支援のために追加されたもので、クエリが対話型isqlシェルに返す行数に制限をかけることができます。

使用例

次のisql文は、出力の10,000行目で.以降の行を返すのを止めます:

  SQL>set rowcount 10000;
      
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